僕がフランスを旅したのは2015年の秋。
築100年以上経つ住居を拠点にして、
ルーヴルでのアートフェアに参加していた。
現場へ移動中は常に写真を撮り、
空いた時間はポンピドゥセンター前の広場で、
路上写真売りの日々。
ある日、家に帰ると目に入ったのは、
存在に気づいていなかった引き出し。
好奇心に駆られそっと開けてみる。
あったのは古ぼけた小さな瓶。
中には琥珀色の液体が入っていた。
***
開催場所 葉山マリーナプラザ2階 葉山マリーナギャラリー
開催期間 2023年9月1日(金)~2023年9月30日(土)
竹本英樹 プロフィール
世界の街で営まれる日常を撮影し、
鑑賞者の記憶、意識との交信を試みる写真家。
展覧会、受賞歴は、アジア、欧米各国で多数あり。
昨年はhpgrp GALLERY TOKYOで、
インスタレーション”SERENDIPITY/ZEMBLANITY”を開催。
展示に触発されたアーティストから、ダンス、
音楽などの二次的作品が誕生していった。
今年はフランスの出版社が企画した写真集”日本人写真家100人”にセレクト。
また近年は企業とのコラボレーションも積極的に行ない、
活動の場を広げている。
札幌市出身、鎌倉市在住。